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車載対応メタルコンポジット・パワーインダクタ「MPEVシリーズ」を発売

当社は、車載対応メタルコンポジット・パワーインダクタにおいて使用温度上限を180℃に向上させた「MPEVシリーズ」を商品化し、販売を開始しました。

環境対応車の燃費改善や環境規制への対応を背景に、自動車の電子化が急速に進み、車載ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)の数や規模は増大しています。加えて、エンジン周辺への搭載や機電一体化も進んでおり、車載ECUには、高温環境での設置と大電流への対応が求められています。そのため、車載ECUを構成する電源回路のノイズ除去や電源の平滑化には、高い耐熱性および大電流に対応したパワーインダクタが不可欠です。

当社のメタルコンポジット・パワーインダクタは、耐熱性に優れた金属磁性材料を用い、独自の巻線および成形技術によるメタルコンポジット構造を採用することにより、高い磁気飽和特性を持つことで、優れた耐熱性と大電流への対応を可能とします。

当社は、2020年3月に車載ECUのDC-DCスイッチング電源回路に最適な表面実装タイプ メタルコンポジット・パワーインダクタ「MPXVシリーズ」(使用温度上限155℃)を発売しましたが、新製品の「MPEVシリーズ」では耐熱性をさらに向上させ、上限180℃ での使用を可能にしました。製品バリエーションは、6x6x3mmおよび10x10x4mmの2サイズ、インダクタンス範囲0.47~47.00 μH、定格電流値2.7~26.4A、全24種類を用意しました。本シリーズは、これまで以上に高い耐熱性を求めるアプリケーションに最適です。

当社は今後も市場ニーズにマッチした商品開発に注力し、メタルコンポジット・パワーインダクタのラインアップを拡充してまいります。

【主な特長】
・ 使用温度範囲:ー55℃ ~ +180℃(自己温度上昇を含む)
・ 磁気シールド構造、表面実装タイプにより小型、低背で省スペース化に貢献
・ サイズバリエーション:6×6x3mm、10x10x4mm、インダクタンス範囲:0.47~47.0μH/定格電流値:2.7~26.4A、全24種類の製品バリエーションを用意
・ 低音響ノイズ(低うなり音)
・ 低漏洩磁束により周辺部品/回路への磁気的影響を低減
・ AEC-Q200 準拠

【用途】
・高耐熱を求める車載用ECUアプリケーション各種
(LEDヘッドライト、メータクラスターパネル、ヘッドアップディスプレイ、電動ウォーターポンプ、電動オイルポンプ、電動パワーステアリングなど)

商品の詳細情報はこちらをご参照ください。(製品データシート、各オンラインストア等へリンクしております。)

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