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平成30年度東北地方発明表彰「発明協会会長賞」の受賞について

株式会社トーキン(代表取締役執行役員社長:小山茂典 本社:宮城県白石市)は、10月15日に開催された、公益財団法人 発明協会主催の平成30年度東北地方発明表彰において、固体電解コンデンサの発明により「発明協会会長賞」を受賞しました。
当社は平成6年より24年連続で東北地方発明表彰を受けております。

◆ 受賞内容 ◆
名称:平成30年度東北地方発明表彰
・・・大正10年に開始された表彰であり、実施されている優れた発明、考案又は意匠を生み出した
技術者や研究開発者を顕彰するもの。

主催:公益社団法人 発明協会

受賞内容:「発明協会会長賞」
[発明名称] 固体電解コンデンサ
[発明者] キャパシタ事業部 加藤准一、松島保浩、高田大輔、齋藤和明
「実施功績賞」 代表取締役執行役員社長 小山茂典

今回の受賞は、固体電解コンデンサの陽極リードフレームの構造を最適化したことで、低ESRと表面実装時の良好なセルフアライメント性の両立を実現した本発明が、進歩性に優れ、かつ実施効果が顕著で科学技術の向上及び地域産業の発展に貢献したことが、高く評価されたものです。

授賞式のようす
授賞式のようす

受賞者
受賞者

◆固体電解コンデンサ(特許第5770351号)◆
本発明は、薄型大容量の固体電解コンデンサの開発に欠かせない陽極リードフレームの構造をこれまでにない最適形状とした、表面実装型の固体電解コンデンサに関するものである。
本発明の陽極リードフレームは、部分的に切り起こした起立部を、下側(実装面側)から上側(陽極ワイヤー側)に向かって広がる台形形状とした。起立部上側の幅を陽極ワイヤーの幅よりも長くして溶接面積を大きくすることで、十分な溶接強度を確保するとともに、溶接強度の影響が少ない起立部下側の幅を短くすることにより、基板パターンと接続される陽極リードフレーム実装部の実装面積を大きくして、良好なセルフアライメント性を得たものである。
本発明により、溶接強度の安定化による低ESRと、表面実装時の良好なセルフアライメント性の両立を実現し、薄型大容量かつ高品質の固体電解コンデンサが得られ、今後の市場拡大が見込まれる。

固体電解コンデンサ

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