株式会社トーキン（代表取締役執行役員社長：小山茂典　本社：宮城県白石市）の電磁石事業の創始者として活躍した田中秀之氏（当社取締役、トーキンマシナリー社長、工藤電機社長を歴任）が、このたび、日本加速器学会　特別功労賞を受賞いたしました。
　田中氏の、KEK-PS（高エネルギー加速器研究機構12GeV陽子加速器）から大強度陽子加速器施設J-PARCの建設に至るまで、日本の耐放射線電磁石の開発と製造を主導してきた功績が広く認められたと同時に、トーキンの電磁石事業についてもその貢献が高く評価されました。

　田中氏は授賞式で、約50年前にさかのぼる開発と製造の経緯を語り、「私どもにこのような機会を与えてくださった皆様に感謝申し上げます。材料を使いこなすことが、また新しい技術開発につながってゆくものと信じております。」と挨拶しました。

【受賞内容】　第15回日本加速器学会賞　特別功労賞
【業績】　耐放射線電磁石の製造技術向上と大強度加速器用電磁石としての実用化と量産への貢献
【授賞式】　2019年8月1日（木）第16回加速器学会年会　第17回総会
　　　　　（京都大学　吉田キャンパス　百周年時計台記念館　百周年記念ホール）

受賞の挨拶の様子

【田中秀之氏　略歴】
1965年（昭和40年）4月　東北金属工業株式会社（現　株式会社トーキン）入社
1997年（平成9年）6月　　株式会社トーキン　取締役　仙台事業所長
1998年（平成10年）6月　東北機械工事株式会社（2000年トーキンマシナリ－に商号変更）社長
2006年（平成18年）9月　工藤電機株式会社　社長
2012年（平成24年）4月　工藤電機株式会社　顧問
同年12月　工藤電機株式会社　退社
以上