2016 年 11 月 9 日
平成28年度東北地方発明表彰「文部科学大臣賞」の受賞について
NECトーキン株式会社(代表取締役執行役員社長:小山茂典 本社:宮城県白石市)では、11月8日に開催された、公益財団法人 発明協会主催の平成28年度東北地方発明表彰において、電磁ノイズ除去用チョークコイルの発明により「文部科学大臣賞」を受賞しました。
 当社は平成6年より22年連続で東北地方発明表彰を受けており、「文部科学大臣賞」は平成13年に受賞して以来、15年ぶりの受賞となります。

◆ 受賞内容 ◆
名称:平成28年度東北地方発明表彰
   ・・・大正10年に開始された表彰であり、実施されている優れた発明、考案又は意匠を生み出した
     技術者や研究開発者を顕彰するもの。中でも、文部科学大臣賞は最も優秀とされる賞。

主催:公益社団法人 発明協会

受賞内容:「文部科学大臣賞」

       [発明名称] 電磁ノイズ除去用チョークコイル (詳細はリリース2ページ目)
        [発明者] EMC事業部 製品技術部 板谷道隆• 原田公樹・山内亨康

      「実施功績賞」
             代表取締役執行役員社長 小山茂典

今回の受賞は、小型化とノイズ除去性能を両立し、高機能・高密度化を達成したチョークコイルに関する本発明が、進歩性に優れ、かつ実施効果が顕著で科学技術の向上及び地域産業の発展に貢献したことが、高く評価されたものです。

授賞式のようす



受賞者代表謝辞(EMC事業部 製品技術部 板谷道隆)




◆電磁ノイズ除去用チョークコイル(特許第5455276号)◆
本発明は、磁気的に活用度合いの低い磁性コアの体積を部分的に削ぎ落とし、従来の常識とされていた磁性コアの断面積の設計セオリーを見直すことで、小型化とノイズ除去性能を両立し、高機能・高密度化を達成したチョークコイルに関するものである。
 具体的には、磁性コアにおける四つの角の内周と外周を、厚みの20%までの半径の曲面とし、この角部を部分的に削ぎ落としたものである。
 また、磁路を形成する各磁脚の断面積を一定にするという従来の設計セオリーを見直し、2つの側芯部の断面積の和を、中芯部の断面積の約2倍となる160%以上220%以下とすることで、従来の予想を超えたインダクタンス値を得たものである。
 本発明により、磁性コアの活用度合の低い部分を減量して小型軽量化と省資源を成しつつ、ノイズ除去性能として必要とされるインダクタンス値を高め高機能高密度なチョークコイルを得ることができる。