2016 年 6 月 8 日
105℃対応の電気二重層キャパシタ スーパーキャパシタ「FMQタイプ」開発
 NECトーキン株式会社(代表取締役執行役員社長:小山茂典 本社:宮城県白石市)は、量産品レベルの電気二重層コンデンサでは業界初となる、最高使用温度105℃に対応した電気二重層キャパシタ「スーパーキャパシタ FMシリーズ・FMQタイプ」を開発しました。
今年10月よりサンプル対応を開始し、2017年4月以降、量産開始を予定しています。


 
電気二重層コンデンサ「スーパーキャパシタ」は、電気二重層と呼ばれる固体と液体との界面に正負の電荷が蓄えられることを利用したエネルギー蓄積・供給デバイスです。「電気容量が大きい」、「長寿命」、「環境負荷物質を使っていない」といった利点があり、主に家電、産業用メーターなどのRTCバックアップ(※1)用途に使われています。しかし最高使用温度が85℃と100℃に満たないことから、用途が限定されるという面が課題でした。

今回開発した「スーパーキャパシタ FMシリーズ・FMQタイプ」は、現行品の高温高湿環境下(85℃・85%RH)の高い信頼性を維持しつつ、量産品レベルの電気二重層コンデンサでは業界初となる最高使用温度105℃を実現しているため、今まで参入出来なかった車載用途を始め、再生可能エネルギー、インフラ等の様々な分野への採用が期待できます。

 また、ESR(等価直列抵抗)を1Ω以下とした低抵抗品も開発しており、今後伸長が見込まれるピークアシスト(※2)用途への応用も可能な製品もラインナップしています。

 今年10月より、定格電圧/5.5V、容量/1F、ESR/1Ω以下となる製品のサンプル対応を開始し、2017年4月以降、0.22~1F品にて量産開始を予定しています。


FMQタイプ/低ESR品